妖怪 九十九神


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九十九神と妖怪

九十九神(つくもがみ)とは、長く生きた動植物や、古くなるまで使われた道具・器物に神が宿り、人が大事に思ったり慈しみを持って接すれば幸(さち)をもたらし、そうでなければ荒ぶる神となって禍をもたらすといわれる神です。

「付喪神(つくもがみ)」ともいいこれ自体は当て字で、正しくは「九十九」と書きます。
この九十九は「長い時間(九十九年)や経験」「多種多様な万物(九十九種類)」などを象徴し、また九十九髪と表記される場合もあありますが、「髪」は「白髪」に通じ、同様に長い時間経過や経験を意味し、「多種多様な万物が長い時間や経験を経て神に至る物(者)」のような意味を表すとされます。
付喪神(つくもがみ)とは、日本の民間信仰における観念で、長い年月を経て古くなったり、長く生きた依り代(道具や生き物や自然の物)に、神や霊魂などが宿ったものの総称で、荒ぶれば(荒ぶる神・九尾の狐など)禍を齎し、和ぎれば(和ぎる神・お狐様など)幸を齎すとされる。

ほとんどが、現在に伝わる妖怪とも重複し、荒ぶれば九尾の狐であり、和ぎればお狐様となると解釈されています。
動物では九尾の狐・猫又・犬神などがあります。
道具では朧車・唐傘小僧・鳴釜・硯の魂などがあります。

古代の日本は、多民族国家といわれ、古くから様々な地域から民族の流入があり、それらの文化を内包した経緯もあり、また蝦夷や夷といった民族とも比較的新しい時代に交わってきました。
そして、大陸からの文化の吸収もあり、現代に至るまで、様々な民族による民間信仰等が、時代と共に様々な妖怪が人々の生活の中から生み出されてきたと考えられます。

日本神話の人格神とは主に尊をさし、その他、日本においては時の実力者や権威者が神として祀られていましたが、荒ぶる神とされても妖怪とされることはありませんでした。

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