妖怪 古代史


HOME>妖怪と日本の古代史

妖怪と日本の古代史

「妖怪 」という言葉は、古代の中国の書物および日本の書物にあります。
意味する概念としては、現在使われている意味に近い、怪奇現象のような意味であるようですが、現代の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にあるような具象的な存在を指すものではなかったようです。

古代の1世紀初頭頃、今の中国の書物『循史伝』に「久之 宮中数有妖恠(妖怪) 王以問遂 遂以為有大憂 宮室将空」という記述があり、「人知を超えた奇怪な現象」という意味で、妖怪という言葉がすでに使われています。

『百鬼夜行絵巻』 作者不詳(室町時代)宝亀8年(772年)の『続日本紀』に「大祓、宮中にしきりに、妖怪あるためなり」という記述があり、同様になにかの物を指すのではなく、怪奇現象を表す言葉として妖怪を用いています。

平安時代(794年-1185年/1192年頃)の中期 、清少納言は『枕草子』のなかで「いと執念き御もののけに侍るめり」と記しています。一方、紫式部も「御もののけのいみじうこはきなりけり」という記述を残しており、「もののけ」という言葉がこの頃に登場しています。

洪武3年(1370年)頃の『太平記』の第5巻には「相模入道かかる妖怪にも驚かず」という記述があります。

このように神話というより、日常生活のなかでの、軽い畏怖を抱くような存在として妖怪は、身近に登場しています。
妖怪という概念は、時代によって変化して、バラエティを持った具現化されていきますが、底にある獏としたイメージには、ある共通項があるようにも感じます。

topback



当ホームページの情報を利用して起きたトラブルに関して当サイトは一切の責任、保証を負いません。自己責任にてお願いいたします。
当ホームページは個人が運営している非商用サイトです。