妖怪 場所


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妖怪の時と場所

妖怪とは、ある意味で、人から見て、人の理解を超えている怪異現象です。
妖怪の多くは、まじめな信仰の対象であった神霊が零落して、その畏怖の念だけが残ったものという解釈があります。
多くの日本の妖怪の特徴は、出現の時と場所が決まっていることにあります。
出現は、昼夜の境目、いわゆる黄昏時、逢魔(おうま)が時といわれる薄暮の時刻とされます。

妖怪の多くは、出現する場所によって類別されます。
道の四つ辻などに出る「道の怪」には、入道坊主、見上げ入道、見越し入道といわれるものがあり、これが出たときは、見上げるとますます高くなるので見下ろせばよいといわれます。

山中に現れる「山の怪」には天狗、山姥、一つ目小僧などがあります。
水辺の「水の怪」では河童がもっとも有名です。頭の頂に皿をもち、それにたたえた水が涸れると力を失うのを特徴とします。童形で相撲を好み、馬を水中に引き込む話が多くある。
「海の怪」には船幽霊、海坊主がいます。船幽霊は水難者の亡霊であり、海坊主も同様のものとみられ、見越し入道と同じく見上げるとどこまでも大きくなるといいます。
海の妖怪にはそのほか磯天狗、磯女(いそおなご)などがあります。

「雪の怪」には雪女があり、雪国地方で広く伝えられています。雪の夜、とくに正月に多くの童児を連れて現れるともいいます。

また屋外だけでなく、家の中に出る「家の怪」では座敷童子という妖怪がいます。童形で赤ら顔、夜中に出てきて寝ている人の夜具の上から押さえ付け、廊下に足跡のついていることもあるといますが、これがいなくなると家運は衰えるといい、他家から移ってくると、その家は急に豊かになるといわれてます。
奥座敷に多くいるというが、蔵の中にもいるので、クラボッコの名があります。

このように人間が生活するあらゆる空間に、それぞれのテリトリーを持つ「妖怪」がいます。

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